「欲しいマンションがあって、購入したい!」そんな人の多くが利用する住宅ローンは審査があります。その審査項目は多岐にわたるものの審査項目の1つとして重要なのが、「勤続年数」です。従来より住宅ローンの審査に受かるためには、勤続年数が長いことが望まれてきました。では、転職したばかりで勤続年数が短い人はどうすればいいのでしょうか?今回は転職したばかりで勤続年数が1ヶ月の人でも住宅ローンの審査を諦めないための情報を紹介していきます。
勤続年数が1カ月であっても住宅ローンを諦める必要がありません。例えば勤続年数に規定がない新生銀行で申し込んだり、フラット35で申し込むという方法があります。ただ勤続年数1か月の場合、多くは住宅ローン審査基準を満たさないことが多いです。
審査基準に不安なら、複数の銀行に一括で仮審査を申し込める住宅ローン一括審査申込を行えば融資条件に合う銀行最大6社に仮審査を行うことができます!
記事の目次
結論:勤続年数1ヶ月でも住宅ローン審査は通る
まずは結論からお伝えすると、勤続年数1ヶ月でも住宅ローン審査を通すことは可能です。ただし、全銀行が審査を通してくれる訳でないことは知っておく必要があります。転職間もない場合は住宅ローンを申し込む銀行は限られますので、審査すらしてくれない銀行は時間の無駄なので避けるべきです。
勤続年数と住宅ローンの関係
そもそも勤続年数はどうして長い方が良いのでしょうか。
それは、住宅ローンというものが、長期間にわたって返済していくものだからです。
審査を行う銀行側からすると、一つの会社に長く勤続してくれる人の方が、今後の返済が安定しやすいと評価することができます。
勤続年数と住宅ローンの審査の関係は、下記にまとめてありますので、詳細を知りたい場合はご確認ください。
勤続年数は重要。だけど時代が変わった
勤続年数と住宅ローンの審査は密接な関係にあります。そのため、勤続年数が長い方が審査に有利になりがちなのは、今も昔も変わっていません。
ところが時代は変わりました。
なぜなら、終身雇用が破綻しているからです。つまり、会社に長く勤続しているから、住宅ローンの返済が安定しているとは言えない時代になったのです。
そういった時代も作用して、昨今は勤続年数だけで住宅ローンの審査を断らない銀行も非常に増えてきました。
引用:国土交通省「平成29年度民間住宅ローンの実態に関する調査」より一部データを抜粋
上記は国土交通省が行っている銀行に対して実施している住宅ローンの実態調査データです。一部データを抜粋して加工したものですが、上記の調査データを見て頂くと、「融資を行う際に考慮する項目」で「勤続年数」と回答した割合が直近3年間のデータと比較すると下がっているのが分かります。平成28年では97.2%の銀行が「勤続年数」を審査項目と回答したのに対し、平成29年では92.7%と4.5%も大幅に下がっていることが分かります。このデータを見ても分かるように、すこしずつ勤続年数を重要視する割合に変化することが分かります。
勤続年数の審査項目としての重要度は8番手?!
引用:国土交通省「平成29年度民間住宅ローンの実態に関する調査」より一部データを抜粋
国土交通省が実施した調査データから銀行が審査項目として見ているものの回答割合を見ていくと、勤続年数は8番手の回答となっています。どの銀行も8番手と言うわけではありませんが、勤続年数以上に重要な審査項目があることが分かると思います。
転職したばかりでも審査OK
1か月の勤続年数でも審査OKな銀行や商品
今回のテーマである、転職後1ヶ月でも住宅ローンの審査が通ることは出来るかどうかと言うと、不可能ではないはずです。なぜなら次に説明していくのは、転職後1カ月でも住宅ローンの審査をしてくれます。
①「新生銀行」の住宅ローン
もし、勤続年数が短くて審査が不安であれば、新生銀行がオススメです。なぜなら新生銀行の住宅ローンで公開されている審査規定に勤続年数の規定はありません。
②フラット35もあり
勤続年数短くて審査に不安なのであれば、「フラット35」がおすすめです!
フラット35は新生銀行と同様に、勤続年数における審査基準はありません。勤続年数が短くても収入が証明できる1カ月分の給与証明書を提出すれば、審査が可能です!
フラット35は、借入時金利が変動しない安定志向の住宅ローンです。取り扱い銀行は多数存在します。ただ、勤続年数1か月でもOKとしてくれる銀行は多くありません。その場合は、住宅ローン一括審査申込で融資をしてくれる銀行を一気に探すのが効率的です。
転職間もない勤続年数1か月、審査に通る確率を知りたい
審査前に審査に通る確率をCHECK!!
オンライン上の住宅ローンを申し込むだと、「審査に通るか不安・・・」そんな思いを持っている方も多いと思います。そんな方のために、「モゲチェック」では過去の住宅ローン審査結果を分析し、登録したユーザー情報から金融機関ごとに融資承認確率を教えてくれます。無料で登録可能な「モゲチェック」で、どれくらいの確率で金融機関の審査に通るかの推定値を確認したい上で、審査承認確率の高いローンを選んで申し込むことができます。
勤続年数は3年経過がいいとされる理由
石の上にも三年という言葉があるように、銀行は1つの会社に3年勤続することを評価する側面があります。
なぜなら、3年以内の離職率というものが高いと言えるからです。どの人にも当てはまるわけではありませんが、3年続けば今後も安定して勤続する可能性が高いと銀行が評価してくれます。
勤続年数半年や1年未満の場合
勤続年数1カ月でも住宅ローン審査を諦める必要はありませんが、勤続年数半年や1年出会っても住宅ローンを諦める必要はありません。
むしろ、そのぐらいから住宅ローンの審査に通りやすい銀行も増えてきます。
下記は勤続年数半年や1年立った人でも住宅ローン申し込み可能な銀行を紹介しております!
昔に比べて融資条件が緩和されてきた昨今ですが、それでも勤続年数1か月で融資してくれる銀行は少ないものです。銀行を一気に探したい場合は、住宅ローン一括審査申込がおススメです。条件に合った銀行を最大6社仮審査をすることができます!
銀行 | 勤続年数の審査基準 |
---|---|
転職後1年未満の方は全ての職歴が記載された職歴書が必要。 |
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1年未満の場合は、所得証明書類に加え、現勤務先での事業所印のある年収見込証明書(年収記載の雇用契約書・採用通知書、年収見込証明書や給与明細書)の提出が必要 |
転職したばかりの人が申込時注意するポイント
転職したばかりで勤続年数1カ月であっても住宅ローンを諦める必要はありませんが、申し込み時にいくつか注意してほしいポイントがあります。
銀行によっては、転職した履歴書を提出されることがあります。あまりにネガティブな転職状況を正直に書いてしまうと、審査に受からない可能性があります。
そうならないように転職したばかりの人が住宅ローンを申し込みする時に注意するポイントを確認してください。
勤続年数が短いなら長くなるまで待つべきかは金利変動を注視
「勤続年数が短くて住宅ローン審査が難しいなら諦める!」と言う人は、注意が必要です。
なぜなら昨今は、住宅ローンが超低金利で、住宅ローン申し込みを行うのは昔と比べてはるかに有利な金利で申し込みが可能です。
さらに、最近の傾向としてにわかに金利状況が上がってくる可能性があり、直近でも実際に住宅ローンの金利が上がってきています。
勤続年数1ヶ月の住宅ローン審査に関するよくある質問
勤続年数が短いことは審査に影響する?
転職するのが当たり前になった今は、昔ほど勤続年数を重視しなくなりましたが審査項目の1つであることに変わりはありません。そのため、審査は問題なくても優遇金利が最大まで受けられないなどが起こり得ます。勤続年数が短い場合は、短くても審査可能な銀行を探す必要があります。
転職をするか迷ってるどうするべき?
物件が決まって申し込んだ後の転職は、よほど転職がプラスにならない限りは避けた方が良いでしょう。そして、住宅ローンの仮審査や本審査通過後に転職をする場合、住宅ローン審査がやり直しになります。結果、転職後だと審査に落ちてしまうこともあるので注意が必要です。
勤続年数1ヶ月で住宅ローン審査に通る方法は?
まずは転職後でも住宅ローン審査に通る可能性がある銀行を選ぶことが重要です。また、フラット35は勤続年数が短くても審査要件を満たすことができるので検討したい住宅ローンです。この記事では、住宅ローン1ヶ月でも審査可能な銀行やフラット35を効率的に探す方法を紹介しています。
まとめ
住宅ローンを申し込むときに、勤続年数が1カ月であっても諦める必要がありません。勤続年数に規定がない新生銀行で申し込んだり、フラット35で申し込むという方法があります。
もし、それでも審査が通らずうまく行かないのであれば、複数の銀行に一括で仮審査を申し込める住宅ローン一括審査申込を行う方法もあります。下記バナーから一括で銀行に住宅ローンの打診を行うことができますので、チェックしてみてください。