あなたのマンションが売却活動を行った時に、そこそこ買い主候補が内覧してくるけど中々成約に結びつかない事があります。それは、マンションを内覧している時に買い主に悪い印象を与えている可能性があります。マンションを売るためには内覧の出来次第で売却成否が決まると言っても過言ではありません。売却活動の物件内覧で失敗しないコツをお教えします。
記事の目次
住んでいる場合の内覧は引き受けるべき?
多くの人は、住んでいるマンション以外のマンションは持っておらず、売却をするには住んだまま売却活動をするか仮住まいを行って売却活動をすることになるでしょう。
住んでいる人の場合には、内覧の時間を作ったり、掃除をしなければならなかったりと準備や手間がかかるため、積極的にやりたくないと思う人もいると思います。
ただし、売却活動を行うには積極的に物件内覧の協力を行いましょう。
なぜなら特別なケースを除いて、買い主様は内覧をすること無しに購入することはないからです。売却期間を早くするためにもマンションの物件内覧を行う必要があります。
では、一体どのような点に気をつけて物件内覧に備えるのか学んでいきましょう。
マンションの物件内覧を成功するコツ
自分や家族が住んでいる場合や住んでいない場合でも物件内覧を成功するコツがあります。どのようなコツがあるのか確認しましょう。
内覧のコツ①:物件内覧時には掃除を細くすること
物件内覧を行うには、普段より念入りに掃除をすることや整理整頓をしましょう!さらに電球を明るいものにしたり、ふすまやドアの建てつけクロスの剥がれなど可能な限り手入れをしましょう。
やはり、物件内覧で購入者側の観点から考えてみると、清潔な環境なのか綺麗に生活をしているのかは見られるポイントとなります。その時に汚い部屋を見てしまうと不安に思ってしまう可能性があります。
毎週内覧の予定が入ってくるとそれに対応するために掃除を細くすることは負担になりますが、可能な限り掃除をしましょう。
マンション売却の内覧時に気を付けるべき掃除のポイントや方法については下記の記事をご確認ください。
内覧のコツ②:物件内覧時に内覧NGな部屋がないようにしましょう。
もしかすると掃除が間に合わなくてそのままになっている部屋であったり、お子さんが寝てしまっている時に物件内覧をすることになってしまうかもしれません。
その時に、もしこの部屋は見ないで!と言うお願いをするのはやめましょう。
なぜならせっかく購入者が見にきているのに見られない部屋があるというには失礼に当たります。さらに物件内覧で見られない部屋があるということは、何か部屋に重大な欠陥があるのでは?といった購入希望者の方が不安を抱き売却にあたっての交渉がうまくいかなくなる可能性があります。
見られて困る場所はないような心構えと準備をしましょう。
内覧のコツ③:間取りや広告にはないアピールがあれば、伝えてみましょう。
物件内覧のために掃除をすることでお部屋の良い印象が伝わりますが、それ以外にも内覧時にポイントがあります。
それは、物件内覧は購入希望者と直接コミュニケーションをとるチャンスでもありますので、不動産会社が作ってくれている広告図面以外にアピールポイントがあればアピールしてみましょう。
例えば、「このマンションには近くの小学生の家族が住んでいて子育てしやすい環境ですよ!」であったり「近所付き合いが良好で管理組合もしっかりやっています。」などその後の生活環境がイメージしやすいアピールがあれば伝えてみましょう。
内覧のコツ④:内覧後の報告はしっかり受けること
売却依頼時に不動産会社と結ぶ媒介契約には、売主に対する報告義務期間が契約に内容によって決まっています。その報告義務は報告の頻度が決められているだけなので、内覧をした後に必ず報告をしてくれるかは仲介会社の裁量によって決まります。
なので、内覧後の報告は自分から聞いてみるという気概で不動産仲介会社に聞いてみるようにしましょう。もし、今回は見送りでダメになってしまった場合でも、その理由を聞くことで次の購入希望者に対応することができるかもしれません。
もしそこに協力的でない不動産仲介会社であれば注意が必要です。売却活動に協力的でないのであれば、他の不動産仲介会社にも売却活動を依頼するなど検討してみましょう。
失敗注意!内覧用にリフォームをするべきかどうか。
物件内覧を する上で少しでも見栄えを良くするためにリフォームを検討するのも一つですが、そこには注意が必要です。場合によっては、購入希望者にとってデメリットになる可能性があります。
リフォームをすることで失敗するケースにならないように注意をしましょう。
失敗体験談:内覧のために行ったリフォームが裏目に。
当初は住んでいる部屋を空家にして売却することにしていました。空家にすれば物件内覧の手間が減ることになることと、その方が早く売れるとアドバイスされました。
そのアドバイスと共に見栄えを良くするためのリフォームをすることになりました。
価格優先でリフォームをしたことで、内装が安っぽく見えることになり、購入希望者が再リフォームが必要だとして条件交渉(値引き)を要求されることになりました。
より物件の良さを際立たせるホームステージングと言う手法
今までの説明のように物件内覧時にはいろいろ気をつけることがあります。
さらに住みながら内覧をする場合には、掃除の手間や時間がかかるなど負担は大きいです。場合によっては負担が多く精神的に疲労してしまって、どんな条件でも良いからと思ってしまう人もいます。
そうならないためにホームステージングと言う考えを持った売却活動を検討しましょう。
ホームステージングとは
プロのインテリアコーディネーターが小物や家具などを見栄え良く配置することで中古住宅を魅力的に見せることで売却活動を促進する手法のことです。
もともと1970年代のアメリカで始まった手法だが、日本でも取り入れられ始めている。
狙いとしては空家や空室にコーディネートを行うことで買い主が入居後の生活をイメージしやすくなります。実際の生活をイメージすることで売却活動が早くなるということになります。
日本の仲介会社でも対応してくれる仲介会社も存在する。
一部の仲介会社では、売主が住んでいてもホームステージングを実施できるように対応をしてくれたりプロのインテリアコーディネーターを紹介してくれる会社もあります。
大手の不動産会社は、ホームステージングを取り扱っている可能性が高いですが、その中でも住友不動産販売や野村不動産アーバンネットでは取り扱いがありますので相談してみてください。
もし、物件内覧がうまくいっていかない場合や内覧活動に不安な場合には仲介会社に相談してみると良いでしょう。
対応してくれる仲介会社については、無料の不動産一括査定サイト一括査定で複数の不動産仲介会社と連絡を行いながら探してみるのが良いでしょう。