注文住宅のつなぎ融資は使う使わないどっちがお得?




土地を買って注文住宅を建てることにしたら、1時的な借り入れが必要って言われた・・・1時的な借り入れに必要なつなぎ融資は、するのとしないのとどっちがお得なのでしょうか。

今回は、注文住宅で利用されるつなぎ融資は使うのと使わないのどっちがお得かを解説していきます。

注文住宅に必要なつなぎ融資とは

注文住宅を建てるには、まず土地の購入代金が必要です。では「土地の購入代金を住宅ローンで借りてしまおう!」と考えても住宅ローンを借りることはできません。

なぜなら住宅ローンは「土地だけでは融資をしてもらえず建物が必要」なので、最初に土地を買う時点では住宅ローンの融資が受けられません。

そこで登場するのが、一時的に土地の代金を借りるつなぎ融資です。つなぎ融資は、土地の代金だけでなく、注文住宅の着工代金や中間代金もつなぎ融資に含める事が可能です。

不動産のミカタ
つなぎ融資を受ける必要がないぐらい預貯金がある人は、つなぎ融資を受ける必要はありません。

基本、つなぎ融資は建売住宅には使わない

建売住宅の場合、つなぎ融資は基本的に使いません。なぜなら、住宅が既に建っているので、通常の住宅ローンを利用する事が可能です。多くの場合、つなぎ融資は注文住宅の時に利用する事が一般的です。

ただし、建売でも引き渡し日に間に合わない場合や引き渡し期間に間に合わないと、つなぎ融資を利用する事もあります。

当然、つなぎ融資で借りる金額は少ない方が良い

つなぎ融資は、家が建つまでに必要な資金を支払わずに済む上で家計に助かります。ただし、基本的にはつなぎ融資は利用しない方がお金はかかりません。なぜなら、利息や手数料がかかるからです。

どんなお金がつなぎ融資にかかるかは、以下の記事を見ていきましょう。

つなぎ融資はお金がかかる

つなぎ融資はどのくらいの金額がかかる?

つなぎ融資を受けた場合、ローンの手数料や保険料、利息が別途かかります。金融機関によってもろもろ異なりますが、手数料は30,000円から100,000円、保険料は融資額の0.6%程度、利息は2.475%から3.475%が一般的です。

通常借りる住宅ローンの利率よりは高いのが特徴的です。

借りる金額はどのくらい?

つなぎ融資の金額はどのくらい?と質問をいただく事もありますが、答えは「融資に必要な金額です。」

先ほども伝えたように、つなぎ融資を検討するお金は、「土地の購入金額」や「注文住宅の着工代金」や「中間代金」3種類です。

土地の購入代金は、そのままの通りの金額です。

では「注文住宅の着工代金や中間代金はどのくらいかかるの?」という質問を受けますが、着工代金は建築費用の3分の1、中間代金は3分の1程度がそれぞれ掛かります。つまり、建築費用の3分の2程度が必要です。

不動産のミカタ
着工代金や中間代金は資金力に余裕がある大手なら3分の1程度に交渉してくれる事もありますが、工務店だと3分の2程度になる事が一般的です。

つなぎ融資は住宅ローンで返済する

つなぎ融資は、土地購入代金や着工代金、中間代金等の1時的な融資のために借ります。そのため、つなぎ融資の元金は住宅ローンで借りるお金で一括返済することになるので、建物完成前に返済をする必要がありません。

住宅ローンの融資実行と共に、つなぎ融資の返済を実行します。

つなぎ融資期間中の支払いは?

だいたい、つなぎ融資期間中の返済支払いは不要です。ただし、住宅ローン実行時につなぎ融資時の利息や手数料などをまとめて支払うことになります。

銀行によって、利息だけ支払う必要がある場合があります。銀行ごとに異なるので、つなぎ融資の支払いがどうなっているか、銀行に確認が必要です。

つなぎ融資以外の住宅ローン分割実行

不動産外車やハウスメーカーの営業マンが斡旋するローンでつなぎ融資が必要と言われると、多くの人がそのままつなぎ融資を利用する人が多いと思います。もちろんつなぎ融資の費用を払っても、土地や建物の着工金、中間代金

を新居に入居するまで待ってもらえるのであれば家計は助かると思います。

しかしつなぎ融資だけでは選択肢ではありません。もし預貯金に余裕がある人は「住宅ローン分割実行」を利用すると、トータルでかかる諸費用を抑えられます。

住宅ローン分割実行とは

都市銀行などの大手銀行では建物が未完成でも土地に抵当権を設定した上で、住宅ローンの融資をしてくれることがあります。これを土地先行融資といいます。通常であれば住宅ローンの融資は建物完成時の1階です。ただ、住宅ローン分割実行では、土地購入から建物完成まで2回から4回に分けて融資してくれるので必要なタイミングで資金を受け取ることができます。

ただし、分割実行は建物が立つ前の不安定な状態で融資するの銀行からするとリスクです。そのため通常よりも審査が厳しく返済負担率が担保評価など総合的な判断で分割実行がするかが決められます。また分割実行は返済も先に始まるので今の住まいにプラスして返済が始まる点に注意が必要です。そのため分割実行は資金に余裕がある人だけと限定しています。

つなぎ融資は損得どっち?

つなぎ融資を使う使わないで言えばどちらがお得でしょうか。答えは「預貯金があって、資金に余裕がある場合は使わない」が正解です。

ただし、つなぎ融資は、一般的な住宅ローンよりも利率が高く手数料がかかってしまうので、使わない方が結果的に諸費用を抑えることができます。

ただし、家計から無理して諸費用を出す必要は無いので、建物完成前までのローン返済が始まる家計の負担とつなぎ融資にかかる費用を天秤にかけた上で、自分にとってベストな選択を選ぶ必要があります。

つなぎ融資ができない銀行も多い

では、つなぎ融資をしてくれる銀行を探す必要があるのですが、つなぎ融資をしてくれない銀行もあることに注意が必要です。そのため、つなぎ融資をしてくれる銀行を探す必要がありますが、対応している銀行を一瞬で探すには住宅本舗の【住宅ローン一括審査申込】がオススメです。

住宅本舗のつなぎ融資の選択方法

上記画像のように住宅本舗のフォームから、購入予定物件のタイプを「土地購入後建物新築」を選択したうえで、入力を進めることでつなぎ融資可能な銀行を最大6つの銀行から連絡をもらう事ができます。つなぎ融資をできる銀行探しが非常に楽になります。つなぎ融資探しは下記、から進んでみてください。

【住宅本舗】でつなぎ融資の銀行を探す




あなたに最適な低金利住宅ローン探し

最新No.1金利 オンライン型住宅ローンサービス「モゲチェック」


  • 最新版 No.1金利にて借り入れ
  • No.1金利がダメでも 次にベストなプランを提案
  • 人工知能(AI)を活用 35年間No.1金利をキープ



ABOUTこの記事をかいた人

不動産のミカタ

元不動産会社の営業をやっていました。実情を知っているので、みなさんの不動産を活用する術をたくさん紹介したいです。不動産を購入・売却するには会社に任せるだけではなく、あなたの知識を増やすことが「損しない・お得になる」近道です。是非不動産売却に役立つ知識や知恵を刮目してください!