みなさんの中には、大手デベロッパー不動産会社の供給マンションを売却しようと思っている人もいるのではないでしょうか。購入する人によっては、不動産会社もしくはマンションブランドを信頼(ファン)して特定ブランドだけを探す人も中にはいるようです。
今回は、ブランドマンションの売却は供給した不動産会社系列の不動産仲介会社に依頼した方が良い理由をご説明します。
ブランドマンションとは
ブランドマンションとは、不動産会社がマンションを建てる時に、他の不動産会社との差別化をするためにコンセプトのことを指します。
具体的な差別化は各会社によってバラバラですが、そのマンションの品質や住みやすさ、所有するステータス感を感じられるための戦略です。
簡単に言えば、そのブランドがつくマンションは通常のマンションよりも高品質であるということを不動産会社は示したいという訳です。
どんなブランドマンションが存在する?
不動産会社には、よく言われるメジャー7(セブン)と言われる会社があります。一部の会社ではありますが各社下記のようなブランドマンションを手がけています。
- 三井不動産→パークコート、パークリュクス
- 野村不動産→プラウドタワー
- 住友不動産→グランドヒルズ、シティタワーズ
- 三菱地所→パークハウス
- 東急不動産→ブランズ
- 大京穴吹不動産→ライオンズ
- 東京建物→ブリリア
それぞれのブランドマンションには、それぞれコンセプトがあります。そのコンセプトに基づいて住んで欲しい(住み続けて欲しいという願いがあります。)
そして、この後に説明をすることですが、多くの不動産会社はそのブランドに対する会員組織を運営しています。
その会員組織には購入前に入れる「ブランド会員組織」と契約車(入居者)が入る「オーナーズ会員」があります。この会員組織を運営していることが、ブランドマンション供給の不動産会社に売却依頼をすることにメリットにつながります。
今回は、その中で特徴的な2社のブランドを紹介します。
野村不動産「プラウド」
コンセプトは「世界一の時間へ」
野村不動産は「プラウド」マンションシリーズを展開しています。そのコンセプトは「世界一の時間へ」となっています。テレビCMなどで見かける際には、日本にとどまらず世界一を目指すという世界観が見て取れます。
プラウドの歴史
プラウドは2002年に第一号となるマンションを建ててから首都圏・関西圏を中心に展開しています。
これからのプラウド
プラウドの満足度を上げるために品質管理などはもちろんですが、掲げるスローガンに「製・販・管の一貫体制」があります。販売して終わりだけなのではなく、住んでからもブランドマンションの満足度を向上させるために展開をしていくということです。
プラウド系列の不動産仲介会社
プラウドを供給している不動産仲介会社は、ノムコムサイトを運営している野村不動産アーバンネットです。プラウドの売却依頼はノムコムサイトで行うことが良いでしょう。
関連記事にノムコムを含めた評判についてまとめましたので下記をご確認下さい。
プラウドの売却査定はノムコムにお任せがおススメ
野村のプラウドを売却するなら、ノムコムの野村の仲介がおススメです。プラウドを熟知したグループ会社に任せることで売却査定がスムーズになります。
住友不動産「シティタワーズ」「グランドヒルズ」
コンセプトは「光景となる象徴」
様々な人の生活美学に答えてこそ
マンションは人生に欠かせない空間となる。
私たちはあなたの「人生のシーンをつくる」会社です。
人が笑い、歓び、感性を放ち、
誰かと心を通わせる。
時が経つほどに愛着が沸き、
そうして、かけがえのない時間が積み重ねられる。
マンションは、その光景の中で
あなた自身に寄り添う資産に成長する。
私たちはあなたの
「シーンをつくり、シンボルとしての価値を育む」会社です。
供給マンション戸数No.1
住友不動産は全国(首都圏含めて)でマンションの供給戸数はNo1となっております。そのランキングでは3年連続で日本一に輝いています。そのため、住友不動産のブランドマンションに住む人が多いのが特徴と言えるでしょう。
「シティタワーズ」「グランドヒルズ」系列の不動産仲介会社
シティタワーズやグランドヒルズを展開している住友不動産系列の仲介会社は、住友不動産販売です。住友不動産販売の最大の特徴として、「全国展開をしている」「チラシ投函に強い」ことが考えられます。
住友不動産販売の無料査定はこちらブランドマンションとヴィンテージマンションとの違いは
昨今は、ヴィンテージマンションという言葉もありますが、ブランドマンションとは定義が違います。ヴィンテージマンションにはすでに供給した当時の不動産会社がいない場合もあります。
大きな違いは、築年数が下がっても寧ろ資産価値を保つもしくは上がっていくというマンションに対して、ヴィンテージマンションという言葉が使われることが多いです。
ヴィンテージとはワイン用語で「年代物」という意味がありますので、その言葉からも年数を経ても価値が下がらないということになります。
ブランドマンション供給の分譲会社系列で売却するメリット
これまでは不動産会社がどんなブランドマンションを今日供給していて、どんなコンセプトがあるのかを説明してきました。ここでは、なぜブランドマンションを供給している不動産会社の系列に売却をお願いした方が良いのかの理由を説明します。
メリット①:資産価値の理解
マンションの高い査定額が出されるには、単純な広さや間取り、築年数、駅徒歩分数といった物件の通常のスペックだけではなく、そのマンションに対する資産価値の理解が必要です。
そのマンションに対する資産価値を守っていきたい(寧ろ上げたい)のが、不動産会社なのです。つまり、不動産会社の考えとして、その不動産会社系列のマンションであればこそ低いマンションの価格をつけてしまうのはデメリットなのです。
そのために、そのマンションに対するブランド理解が深いのが系列の不動産仲介会社なのです。系列同士の連携でブランド理解があるからこそ資産価値の理解が深いです。
メリット②:ブランドアピールの把握
一つ前のメリットと似通ってくるところですが、マンションの高い査定額、正しい理解をするためには売却予定のマンションに対する理解が必要です。
例えば、そのマンションのエレベーターの数も然り、エントランス、管理人体制、共有施設、そのマンションのコンセプトといったところです。
これらに対する正しいマンションの理解があればこそ、ブランドアピールができるので高い価格で売却活動をしてくれる期待感が高いのが、系列の不動産仲介会社なのです。
メリット③:高い査定額
彼らにはそのブランドマンションに対する自信があります。そして、そのマンションの資産価値を維持(寧ろ向上)したいために低い査定額を行うことは彼らの利益になりません。
だからこそ、頑張って高い査定価格で売却制約ができるように頑張ることになります。
メリット④:ブランドの会員顧客を抱えている
ブランドマンション供給会社系列に任せる最大とも言えるメリットは、各不動産会社にはそのブランドに対する会員顧客を抱えています。
購入前の会員組織運営
多くの不動産会社のブランドには、そのブランドを購入する前の問い合わせ段階で顧客情報を取得します。資料請求の問い合わせもこちらに該当します。
その購入前のブランド会員組織を運営することで、今の供給エリアではない新しい供給マンションが出た時に、すぐに告知をすることができます。
それは中古の場合でも、中古物件に対する告知を行う不動産会社もいます。つまりは、そのブランド会員顧客検討者層に対して、告知をすることができます。
その告知は、通常のブランドを知らない人ではなく、ブランドに対する理解が高いため購入意欲が高い人たちだと考えられます。
結論としては、売却期間の短縮を期待することができます。
購入後の会員組織運営
そのブランドを新築時などで購入をすると、そのブランドに入居する人が入ることができるオーナーズクラブが各不動産会社にて運営されていることが多いです。
そのため、すでにそのブランドに住んでいて、そのブランドのファンの人が買い替えを検討する時には、そのブランドを検討することも考えられます。
その時に、一度住んだ実績がある人にまとめて売却物件をアプローチできるのは、その系列の不動産会社ならではです。